2025.02.14
虫歯の初期の見た目は?自分で治す方法があるのかについて解説!
歯に黒い点があったり、いつもの違う症状があったりすると以下のようなことが気になってしまいますよね。

歯の表面に白くなっているところがある…。
ほっておいても大丈夫なのかな?

痛くの黒くもないけどしみるなぁ…。もしかして虫歯?

歯に黒い点がある…でも、小さい点だし放っておいても大丈夫だよね。
ひょっとすると初期の虫歯かもしれません。
基本的に虫歯は放っておいても治りませんが、初期のCOと呼ばれる状態の虫歯の場合は治る可能性があります。
この記事では虫歯の分類から初期虫歯の見分け方、予防方法などを解説します。
初期虫歯の見た目は?
初期虫歯とは虫歯の進行状態の指標であるCO、C1と呼ばれる状態です。
COは歯科健診で「要観察歯」と呼ばれておりケア次第で治る可能性がありますが、C1まで進行していると治療の必要がある場合が多いです。
- CO
- 歯の表面の一部が白く白濁している
- 白濁しているところがザラザラしている

- C1
- 黒色や灰色の小さな点や穴が歯の表面に見られる

歯に急にできた黒い点の3つの原因とは?
歯に黒い点が見られる場合、3つの原因が考えられます。
①初期虫歯

虫歯になると虫歯菌の酸によって歯が溶かされ、その部分が黒く見えます。
この状態を虫歯の進行度ではC1といいます。
初期虫歯は歯の表面のエナメル質にとどまっているので痛みも違和感もほぼありません。
しかし、虫歯は放っておいても治ることはなく、拡大していきます。
治療が必要なときもあるので歯科医院を受診しましょう。
②着色汚れが付いている

虫歯ではなく着色汚れのときもあります。
コーヒーや紅茶、ワイン、緑茶、カレーなど色がついている食品は歯に着色しやすいです。
タバコのヤニによる着色もあります。
奥歯の溝についた着色と虫歯は見分けが付きにくいことも多いので気になったら歯科医院を受診することをおすすめします。
歯磨きで汚れが取れない場合は歯科医院で専用の機械でしか取れないので歯科医院でクリーニングしてもらいましょう。
③歯の奥に虫歯が広がっているかも!?

以前の詰め物や被せ物と歯の境目が黒くなることがあります。
それは補綴物が経年劣化することで歯の境目に隙間が空いてしまい、そこから虫歯菌が侵入して被せ物の中で虫歯が広がっている可能性があります。
虫歯が広がると痛みも治療期間も費用もかかります。
早期発見・早期治療が大切なので定期健診を受けるようにしましょう。
初期虫歯の自分で治す方法
要観察歯であるCOの場合、自分で治すことができる場合があります。
COは歯の表面が少しだけ溶けている状態(これを脱灰といいます)です。
唾液やフッ素の再石灰化という作用で健康な元の状態に戻すことができるので、日常に取り入れることができるケアをご紹介します。
①正しい歯磨きをする

虫歯予防の方法で毎日の歯磨きに勝るものはありません。
歯に汚れがあると虫歯は進行する一方です。
しかし、「磨いている」と「磨けている」は違います。
丁寧に、正しい歯磨きが大切です。
歯科医院では歯磨き指導もおこなっていますのでぜひご活用ください。
②食生活に注意する
毎日の丁寧な歯磨きで、ある程度虫歯は予防できるので食事に過敏になりすぎることはありません。
しかし、飲食物に注意することで更に虫歯のリスクを下げることができます。
下の表に虫歯になりやすい・なりにくい食べ物の例を示します。
虫歯になりやすい食べ物 | 虫歯になりにくい食べ物 |
キャラメル | フルーツ |
ソフトキャンディー | 乳製品 |
チョコレート | キシリトール入りのお菓子 |
飴 | ノンシュガーの飲み物 |
ジュース | 魚・肉・卵・野菜 |
虫歯菌のエサになる糖分が多い食事だと虫歯のリスクが上がります。
糖分を取り過ぎないようにしてバランスのよい食生活を心掛けましょう。
③フッ素を使用する
フッ素は虫歯予防にとても有効な成分です。
- 歯を強くする:フッ素は酸に強い結晶を作り、歯を酸から守ります。
- 歯の再石灰化を促す:フッ素がリンやカルシウムを再吸収し歯を再石灰化させて修復します。
- 虫歯菌が酸を作る働きを弱らせる:虫歯菌の活動を抑制します。
市販の歯磨き粉や洗口剤にフッ素が含まれているものがあるので日常のケアに取り入れてください。
虫歯の分類
虫歯は進行度によりCO~C4に分類されています。
Cは英語の虫歯の意味であるCariesカリエスのCのことです。

虫歯の進行度 | どのような状態か |
CO | ・要観察歯 ・歯の表面が白濁している状態である |
C1 | ・虫歯がエナメル質にとどまっている状態 ・痛みはないが黒い点がみられる |
C2 | ・虫歯が象牙質にまで拡大している状態 ・しみたり咬むと痛みを感じる ・黒い部分が広がっている |
C3 | ・虫歯が歯髄にまで拡大した状態 ・何もしなくても痛みを感じる |
C4 | ・むし歯が進行して歯の形が崩壊し、歯根だけが残っている状態 ・痛みもひどく歯ぐきに膿や腫れも見られる |
初期虫歯の予防方法
虫歯の痛みは我慢できないほど強く、奥に広がれば広がるほど治療期間も伸び、コストもかかってしまいます。
日頃のケアによって虫歯はある程度予防することができるので、日常に取り入れやすい予防法を確認していきましょう。
毎日の丁寧な歯磨き

虫歯の予防法で最も効果的なのが毎日の丁寧な歯磨きです。
歯と歯茎の隙間や歯と歯の間、奥歯の溝も歯ブラシの先を使って丁寧に磨きましょう。
フロスや歯間ブラシなど予防グッズもたくさんあるので歯ブラシと併用してください。
糖分を控える
糖分は虫歯菌のエサになってしまい虫歯菌繁殖の原因になります。
虫歯になりやすい食べ物の特徴
・砂糖がたくさん入っている
・歯にくっつきやすい
・口の中に残りやすい
上に記した特徴を持つキャラメルやソフトキャンディー、チョコレートなどは要注意です。
また、ジュースやスポーツ飲料にもたくさん糖分が入っているので注意してください。
ただ、食べてはいけないというわけではありません。
大事なのは、以下の2点です。
- 食後は歯磨きをする
- だらだら食べるのをやめて口の中に糖分が常にある状態を作らない
この2点を心掛けるようにすることで虫歯のリスクが下がります。
また、キシリトールは砂糖と同じ糖分ですが虫歯菌のエサになりません。
それどころか歯を修復する作用もあるのでキシリトール入りのタブレットやガムはおやつにぴったりです。

- キシリトールは砂糖と同じくらい甘いが、虫歯菌のエサにならないので虫歯菌が酸を作るのを防ぐことができる。
- 歯の再石灰化を促し歯を修復する。
定期的に歯科検診を受ける

虫歯は早期発見・早期治療が大切です。
定期健診では虫歯や歯周病の検査、お口の中のクリーニング、フッ素塗布、歯磨き指導などを行います。
定期健診を受診することで虫歯予防、また虫歯が小さいうちに発見・治療ができるのでぜひご来院ください。
フッ素を使用する

フッ素には、歯を強くする・歯の再石灰化を促す・虫歯菌が酸を作る働きを弱らせるなどの働きがあります。
フッ素は市販の歯磨き粉や洗口剤にも入っており、歯科医院での歯面塗布でも使われています。
成人の歯磨き粉では1400~1500ppmのフッ素濃度が推奨されているのでぜひ使ってみてください。
初期虫歯の見た目に関するよくある質問
初期の虫歯に関してよく聞かれる質問をまとめました。
Q1. 初期虫歯の見た目の特徴はありますか?

COと呼ばれる要観察歯では歯の表面が白くざらついた白濁が見られます。
虫歯が少し進んだ状態であるC1では黒い小さな点が見られます。
どちらも痛みも違和感もないので虫歯と気付きにくいです。
お早目に歯科医院にて受診してください。
Q2. 歯が黒くなっているのですが、虫歯じゃないと言われました。これは何ですか?
虫歯以外で歯が黒くなる原因はいくつかあります。
- 着色:食品やタバコによる着色が原因です。
- プラスチックの詰め物:経年劣化するとプラスチックが黒くなってしまいます。
- 金属の被せ物による:経年劣化により金属成分が歯や歯ぐきに溶け出すことがあります。
- 黒い歯石がついている:プラークが溜まって歯石になり黒ずむときがあります。
- 歯の神経が死んでしまった:歯の神経が死ぬと栄養が行き届かなくなり歯が変色します。
それぞれの原因により治療法が異なりますので、歯科医院でご相談ください。
Q3. 初期の虫歯なら、治療せずに治すことができますか?
COならば治すことは可能です。
COは歯の表面であるエナメル質が少しだけ溶けてしまった状態のことなので元の状態への回復が可能です。
毎日の正しい歯磨きや食生活に気を付ける、フッ素を使用することで虫歯が治る可能性が上がるので日常にぜひ取り入れてください。